2013年7月30日火曜日

旅行の記録にぴったり、アプリ「切手カメラ」の日付が変えられるようになりました。

前にこの記事で紹介した「切手カメラ」。うちのダンナさんが作ったiPhoneアプリですが、昨日アップグレードされました。申請から3日、今回は早かったな。


前は、自動的に当日に日付が消印に入ってましたが、今回のアップグレードで、日付を自由に変更できるようになってます。

お求めはココから。85円です。

こんなカンジになります。可愛いと思うんだけど。たくさんの人に使ってもらえるとうれしいです。

ちなみに写真は喜望峰。最南端ではなく、最西南端でありました。風が強くて参りましたが、教科書に出てきたあの喜望峰かあーと思うと感慨しきり。たっくさんの観光客が集まっていたから、みな同じなんだよね。にしても「喜望峰」とは良いネーミングにしたもんだ。

2013年7月28日日曜日

ブルガリアっていいかも

土曜日の朝。フジテレビで放映中の「にじいろジーン」。けっこう好きな番組でして、ほぼ毎週見ています。

何が気に入っているのかというと、「地球まるごと見聞録」のコーナーがあるから。番組キャラクターであるジーンちゃん(いったい何の生き物なんだ?)が、毎週世界の街を巡り、「グルメ」・「文化」・「習慣」などを紹介してくれるというコーナーです。



これが楽しい。はっきりいってそんなに深い内容ではありません。表面的にちゃちゃっと紹介しているだけではあるんだけど、世界には楽しそうな場所、魅力的な場所がたくさんあるんだなと知るにはじゅうぶん。

今週は、ブルガリアの首都ソフィアを取り上げてましたが、食事の美味しそうなこと、値段が安いことにびっくり。ヨーグルトをベースにした料理はトルコ料理にもよく似てます(隣だもんね)。中でも心惹かれたのは、ヨーグルトのフライ。チーズのような食感なのだそう。値段が確か120円。

町もきれいで風情があって、旅行しやすそうな印象を受けました。ダンナさんと「行ってみたいね、ブルガリア」と盛り上がりましたが、果たしていつ実現するのか!? 

旅行系の番組でお気に入りなのは定番ですが「世界ふれあい街歩き」だけど、さらっと見るには「地球まるごと見聞録」も意外にお勧めです。

2013年7月26日金曜日

パスポートに関する面白い事実

Skyscannerに、世界のパスポートに関する面白い記事が出てました。

ざざっと紹介すると--


  • もっとも取得にお金がかかるのはトルコ(£215=約3万8000円)、安く済むのはスワジランド(£2.5=約380円)。
  • ビザなしで行ける国と地域がもっとも多いのはデンマークで169カ国(&地域)
  • イギリスの沖合にあるシーランド公国のパスポートを15万人がネットで取得している。
  • ローマ法王は常に「No.1」のバチカンのパスポートを持っているとか
  • 英国民のパスポートはすべて「the name of her Majesty」として発行されていて(女王陛下の名のもとにってことかな)、エリザベス女王にはパスポートが必要ない。
  • 世界でもっともセキュリティがしっかりしているパスポートは、二次元バーコードにホログラムや透かしまで入っているニカラグアのもの。

ちなみに日本はビザなしで行ける国は165カ国(&地域)で世界第5位。デンマークを含む11カ国が日本より上。前に「日本のパスポートは世界最強」とか言ってるのを聞いたことあるけど、上には上がありました。世界じゃなくてアジア最強なのね。正確に言うと、ビザなし及び到着時に現地でビザ発給を行うアライバルビザでの入国を許可されている国・地域の数です。

ランキングはここに出てますが、1位はデンマーク、2位がスウェーデン、フィランド、ドイツ、3位がイギリス、オランダ、フランス、ベルギー、4位がルクセンブルク、イリア、アメリカ。で、5位には日本のほか、スペイン、ノルウェー、ポルトガル、アイルランド、ニュージーランドが入ります。

アジアでは日本の次に多いのが韓国で、9位。中国は92位。ビザは相互措置なので、中国自体が外国人の入国に制限をかけているんでしょう。

結論。東欧を除くヨーロッパのパスポートは強い!

2013年7月25日木曜日

エアアジアジャパンがピーチを看板にする?

タイトルのような報道がありました。ダイヤモンドオンラインの「LCCの株主を悩ませるジェットスターの増資問題」なる記事です。

れを見ると、「ANAがエアアジアから完全に引き取ったLCCは、看板をピーチに衣替えして成田での事業を継続する見込み」とあります。

前に、私はblogでそういうことを予想していたので(この記事)、「やったー!」と思いましたが、ここですっごく恥ずかしい間違いをしでかしていることに気づきました。

例えば新会社名をピーチウエストなんかにして」と書いているんですよ。これは、ピーチイーストの間違い!! 西と東を間違えてたよ。赤っ恥。

ピーチイーストのほか、考えられる名前としては、ピーチネオとか、ピーチTOKYOとか(実際にはTOKYOじゃなくNARITAだけどさ)。

ともかく、面白い事態になってきた。さらに、エアアジア本体の方は楽天トラベルと提携して、日本再上陸を考えているとか。春秋航空のジャパン社も誕生するし。日本のLCCはこれから本番なのかも。




2013年7月24日水曜日

エアラインの付帯収入がどんどん増えてる!

世界の交通機関のいろいろなニュースを掲載しているSkiftで、エアラインの付帯収入に関する記事を見つけました。

付帯収入というのは、航空運賃以外でエアラインが得る収入のことで、機内販売とか、事前座席指定とか、バゲッジ取り扱いの手数料などが該当します。これに熱心なのがLCC。

LCCのチケットをネットで購入しようとすると、いろいろな選択肢を問われるよね。機内食はどうするんだ、事前に買うのか、機内で申し込むと高いよとか、保険もいっしょに入ろうとか、荷物は◯kg以上だとこれだけの料金を徴収するよ、事前に言っとかないと高くつくよとか、足元を伸ばせる席も選べるけど◯円別途かかるよ、とか。あれはみーんな運賃以外の収入を増やすため。付帯収入をいかに増やすかは、コストを抑え、運賃を安くしているLCCにとっては至上命題なのです。


この図を見ると、機内食も、機内エンタメ(プログラムをお金を出して買う形)も、事前座席指定や足元の広い席の予約、機内Wi-Fi、優先搭乗、空港でのラウンジ利用も、全部伸びてます。

ただし、機内Wi-Fiだけはちょっと伸びが鈍化している。これは、機内Wi-Fiが有料じゃなくて無料になるのが一般的になりつつあるから? だとしたらうれしいんだけど。

それから、機内食の利用は本当に多いことがよくわかりました。LCCは短距離路線が多いとはいえ、やはり機内ではちょっと小腹が空く。そういうときにはお金を出してでも何か食べたいと思うのが乗客の心情なんでしょう。

でも出発前に手続きしている人は少数派。チケットを買う時点では「安いのが一番」だと考え、予約しなかったけれど、いざ乗ってみるとお腹が空いちゃった!ほかの人が食べてるのを見ると自分も食べたい!ってカンジなんかも。うちのダンナさんがそのパターンだしw

2013年7月23日火曜日

成田は不当に扱われている!?

空ガールの方で、「乗客をミスリードする空港・市内から近い空港ランキング」の記事をまとめる際に思ったこと。

成田って不当に「遠い遠い」と言われすぎてない?

東京の中心部から成田までは約60km。ランキングでは第14位です。上には上がいっぱいあって100kmを超える空港もけっこうある。リムジンバスで東京駅から約1時間、京成日暮里駅からスカイアクセスを利用すれば40分。これって、他の大都市の空港と比べてもあまり遜色がない数字だよね。

バンコクだって1時間ぐらいはかかるし、台北の桃園空港もそれぐらいだ。クアラルンプールも確か同じ程度。そもそも大都市の空港なんて近いところには作れないから、遠いのはデフォルト。早くて便利な交通機関があればいいんだよね。

そういう意味では便利な交通手段が増えているのに、なーぜ成田にはいまだに「遠い」というイメージがびっちりとこびりついているのか。理由を私なりに考えてみました。

  1. スカイライナーやスカイアクセス、成田エクスプレスといった便利な交通機関がなかった昔のイメージがいまだ濃厚
  2. 運賃が高い
  3. 成田闘争や時間制限(午後11時から午前7時まで使用不可)といった負のイメージが強い
  4. 上野や日暮里といった成田へ便利に行ける交通機関の起点となる地域のイメージがあまり良くない
2については、いまは東京駅や銀座から格安バスが出ていて、片道1000円で行けるから、それを利用すれば、よその国と比べてもそう高いってほどではない。こういう情報が普及すれば、多少は違ってくるかも。

意外に影響ありそうだと思うのが4。東京の東側って西と比べるとださいイメージがありりませんか。垢抜けないというかオサレじゃないというか。私が住んでいるのも東側なので、実際それは感じます。だって、渋谷区とか目黒区とか杉並区とか、西側にはごろごろあるイイ感じのカフェとか少ないし、カフェやスイーツ、レストランガイドなんかを見ても、紹介される店はほとんど西側。人々の意識として「東京の中心」は西に置かれているんじゃないかな。

で、実際の距離や所要時間とは関係なく、イメージだけでいまだに「成田は遠い」と過大に言われているのでは。

この問題を解決するには
  1. 東側をもっと開発して、イメージを上げていく
  2. 成田空港は具体的な数字を武器に実際は遠くないんだとアピールする。
1を熱心にやれば、それなりの効果はが出る気がします。でもなあ、数字や客観的な事実だけでは人の心に植え着いたイメージって簡単には修正できない。スタート地点から「負」のイメージが付いちゃった成田はもうあきらめて、思い切って別のところに空港を建てるのも一つなんでは。世界の大都市はみんな複数の空港を持っているんだしさ、東京(首都圏)だってあと1つぐらいいけるでしょ。







2013年7月22日月曜日

旅してみたい場所

仕事に埋没して、ここ数日、ろくに外に出ていません。プレッシャーに押しつぶされそうなので、現実逃避で旅してみたい場所を挙げてみました。ほぼ順不同です。

1. ソコトラ島
インド洋に浮かぶイエメンの島。植生が極めてユニークで、独自の発展を遂げています。竜血樹が並ぶ様子はまるで異星! イエメンの首都サナアは8年前ぐらいにいって、とっても印象が良かったので、また行きたい。

これが竜血樹。ソコトラ島にしかありません。名前の由来は樹液が赤いから。

2. スーダン
白ナイルと青ナイルが交わる場所。遺跡と砂漠の両方を楽しめるなんてステキすぎる。本当は今年行っていたはずなんだが。でも諦めない。近いうちに絶対行こう。

3. ハンブルグ
いきなり国じゃなくて都市なのは、どうしてもここに行きたいスポットがあるから。それはミニチュア博物館。交通関連の展示をしていて、ミニチュア空港や飛行機の精巧な作りときたら!
これを見たら行かずにはいられませんっ!!

4.ミャンマー
ようやく民主化されたんだから、ここは一つ見てみたい。今年の年末には行けるかな?無理かな?行きたいな。

5. コスタリカ
治安が良くて、エコツーリズムが栄えていて、私好みのキャノピー(木と木の間をロープや吊り橋で渡る施設)が充実している国。まだ一度も足を踏み入れていない中南米には、まずこの国から!

こういう国ばっかり挙げるから「秘境好き」と思われるんだろうな。本当は普通にヨーロッパの国などにも行きたいのです。が! 旅行に行ける回数が限られるので、どうしても優先順位から行って、メジャーな国が後回しになるというわけ。旅行三昧の日々を送りたい。でもまずは目の前の仕事から片付けよう…。

2013年7月20日土曜日

格安ホテルが続々誕生!?

YOTELって知ってます? 日本的に言えば極めて簡易な簡易な、まあカプセルホテルのような宿泊施設。このYOTELを日本流にアレンジしたのがファーストキャビンだと言われています(って、取材したときに、先方がそう言っていた)。

ロンドン・ヒースローやアムステルダムの空港内にあるホテルで、安い、狭い、必要最小限の設備しかないのですが、空港乗り継ぎ客にはそれで十分だということで、人気を博しているホテルです。
 

これはヒースロー空港内のYOTEL


そのYOTELがシンガポールに誕生するんだって。でも完成は2018年だから5年も先。それがニュースになるのが面白い(記事はココです)。空港の外にYOTELができるのは、NYに次いでシンガポールが二番目。

空港内のYOTELよりも、広さ的にはちょっと大きくなるようで、ジムやプールもついてくるそうです。となると、ライバルはAir Asia系列のTune Hotelあたりでしょうか。

Tune Hotelの日本1号店は、那覇にオープンすると先日発表がありました。が、価格が高い。一人3700円。一室じゃあありません。一人でこの料金ってことは二人で7400円。これはいかにもな「日本価格」。アジアではTune Hotelは一室4000円弱だから、とっても高い。

物価をスライドして考えるにしても、もう少しこの価格なんとかならなかったんでしょうか。これじゃあAPAとか東横インに負けちゃうよ。日本に来ると、海外のお手頃ブランドが高めになっちゃうのは、ランコムしかり、メイベリンしかり。

ま、それはともかく、ホテル業界にもLCC的流れが加速している模様。選択肢が増えるのは大歓迎です。


2013年7月16日火曜日

ソウルでプライオリティパスの力を再確認

7月の3連休を利用してソウルに遊びに行っていました。


お天気に恵まれず、ずっと降ったりやんだりでしたが、それでも歩いて食べたり買い物したり食べたり歩いたり(以下繰り返す)で、良い骨休めになりました。

今回はエアアジアのバーゲンチケットで行ったのですが、帰りのインチョン空港ではラウンジでまったり。というのもプライオリティパスを持っているから。

成田というのは本当にけちな空港で、出国後にプライオリティパスを使えるまともなラウンジが1タミの大韓航空だけなんですが、その点はインチョンは太っ腹だ。大韓航空やアシアナのラウンジも使えちゃうもんね(ほかにもいくつも使えます、選択肢が多いの)。

で、今回はエアアジアの出発ゲート(117番)に近い119番付近にあるアシアナのラウンジを利用しました。

もうこれが快適そのもの。シックなインテリアでまとめられていて、広いし、とにかくゆったり。食事類は、ナッツやプレッツェル、ポテトチップといったスナック以外にはサラダ、サンドイッチ、数種類のデリ、あとはお酒、珈琲、紅茶といった一般的なラインナップでしたが、私的にはくつろげるのが何より。




インテリアとしてグランドピアノまで置いてありました。
おそらく日本を除く世界の空港ではほとんどちゃんとしたラウンジが使える便利なプライオリティパスについては、こちらの記事で紹介しています。年に何回も旅行している人、空港でゆっくり過ごしたい人には会費分(年10,500円)の価値あり!です。

エアアジアXがバンコクー羽田線を開く?

エアアジアXが新路線を発表するそうです。

大方の予想によれば、それは羽田-バンコク路線。この秋には発表になるらしい。
ホントかな。

でもこれが現実だとすればすごーく朗報です。
もう3年ほど前になりますが、エアアジアXのクアラルンプール-羽田を利用して、非常に安く快適だったので、もう一路線ぐらい増えたらいいのに…とずっと考えていたからです。
もし秋に発表になるとすれば、オープニング価格で安くなるに違いない。これは絶対に狙い目!!

タイから日本への観光客は大幅に増えていて、タイ航空は今年の冬ダイヤから成田-バンコク線はA380を1日2往復体制にし、新千歳-バンコク線は機材をより大型に(A330-300→B777-300)、関空-バンコク線にもA380を飛ばすと発表しています。

要するにタイへの訪日客がすごい勢いで増えているんですね。近所の秋葉原でもタイ語を耳にする機会がめっぽう増えて来ているし。バンコクがぐっと近くなりそうで、タイ好きの私にはうれしい限り。どうかタイにもう政変など起きませんように。



2013年7月11日木曜日

2年後のワタシ

明日からソウルです。なのに仕事が終わらない。自業自得なんだけれど終わらない。多分、明日の朝もやっている。向うでもやっている。悲しいけどそれが現実。受け止めよう。

でも、海外でも仕事ができるということは、自分の夢が夢では終わらない可能性も高いということだ。

こういうことは、口に出したり記録に残しておいた方が実現の可能性が高まると思うので、ここに書いちゃいますが、私は以前から、海外を移動しながら仕事をしたいと思ってました。これはうちのダンナさんの夢でもあり、二人が共有している「こうありたい生活」でもあります。いまみたいに「ノマド」的ワーキングスタイルがもてはやされるずっと前からね。言葉とか食文化とか物価などを考えると一番現実的なのはアジア圏の移動。今日はタイ、半年後はマレーシア、その後はベトナムみたいな移動です。

仕事をリタイアしてから海外に暮らしたり、移動したりするのではなく、現役の今のうちに実践に移したい。体力があるうちに実現にこぎつけたい。

問題は、どうやって収入を得ていくかです。私はライターで、取材先はほぼほぼ首都圏集中。取引先であり、打ち合わせなども多い出版社も同様です。

現地で仕事を得る方法もなくはないけど、邦人向けのフリーペーパーや情報サイトの仕事だと得られる金額はそう多くない。やはり理想的なのは、日本の会社の仕事を海外でするというパターンでしょう。

海外に居住しながら(動きながら)どうやって仕事を取っていくか、いまは模索している段階です。skypeを使った取材なのか、現地(アジア)に進出した企業の取材を現地でするのか、あるいは2ヶ月に一度ぐらい日本に戻ってきたときに取材を固め打ちするのか。それともネットを使ったビジネスになるのか。「海外を動くこと自体」が仕事につながるように持っていくのか。

考えなければならないことが山積みです。でも、大事なのは考えて考えて考えて考えて、行動に(少しでも)移すことだ。できれば2年後には実現させたい。そう思っているぐらいでないと、いつまでたっても無理だから。さあ、2年後のワタシはどんな気持ちでこの文章を読むのでしょうか。


2013年7月8日月曜日

年末はどうする

旅行好きならもう年末の旅行について、あれこれプランを巡らせているはず。いや、もう予約しちゃったって人も多いかな。

当然私もあれこれ考えておりますが、いまの最有力候補は、LCCをいっぱいいっぱい乗り継いで、アジアを回ること。できれば新年はシェムリアップ(つまりアンコールワット)で送りたい。

となると、ルートはこうかな。

成田-(ジェットスター)-マニラ-(セブ・パシフィック)-クアラルンプール-(マリンドエア)-香港-(ピーチ)-関空-(エアアジアの新会社?)-成田

5つのエアラインに乗る旅。疲れに行くようなものですがこれが私にはたまりません。11月以降のエアアジアジャパンがどうなるのかにもよりますが、成田-関空がなくなることはない、と見ています。

でも、しばらくしたらまた気が変わりそう。こうしてプランを立てる時って本当に楽しい。



2013年7月6日土曜日

LCCへの苦情って

国民生活センターにLCCへの苦情が多数寄せられているとか。

このページを見ると、ああ、なんだか日本の消費者を相手にするLCCってほんとに大変!とつくづく思います。

主な相談事例は以下の通り。
  1. 最終確認画面がない
  2. 予約画面の初期設定によって選択を誤りやすい
  3. 利用できない組み合わせの便を候補として提示された
  4. 運賃以外に必要な費用もきちんと表示すべき
  5. 航空会社事由の時刻変更によるキャンセルで、返金に約款にない条件を付けられた
「価格が安いから」「ある程度の不備は仕方ないでしょ」と絶対に考えないのが日本の消費者。安いモノにもそれなりの質やサービスを要求する私たち。外資のLCCが苦労するのもしかたがないけど、それを乗り越えていかなくては日本の市場は開拓できない。でも、日本向けにローカライズすればコストがかかる。日本向けの高水準サービスはよその国では求められてないもんね。同情するよ。その点、ピーチはガラパゴス化したLCCといえるのかもしれません。

笑っちゃったのが、国民生活センターからのアドバイス。

  1. 予約に先立ち、約款や利用案内について従来の航空会社との違いを確認する
  2. 運賃以外に必要な費用を確認する
  3. 移動全体の面から他の交通機関とも比較検討する
  4. 時間に余裕を持って空港に向かう
  5. トラブルが起きたら消費者センターに相談する
確かに。1〜4を守っていたら、先の問題のほとんどは解決できる。LCCの使い方早くこの国全体に浸透してほしいです。


2013年7月4日木曜日

空港に望む機能

空港は楽しい!

といつも思っている私ですが、現状の空港に満足しているわけではありません。あれもほしい、これもほしい。こんな施設やあんな機能も設けてほしいと考えています。

イギリスの大手航空リサーチ会社、Skyscannerが私のような旅行者にリサーチした「空港に望みたい機能」調査。ちょっとおもしろかったので、以下、紹介します。

1. 映画 49%

2. 仮眠できるスペース 36%


3. 図書室 32%

4. 公園 31%

5. 化粧室 30%

6. 子供の遊び場 21%

7. プール 20%

8. ジム 15%


9. 人工海岸 12%

10. 自転車 11%



1〜3はよくわかる。私もそう思うもんね。4〜6もそうでしょうとも。求める人は多いでしょう。香港の空港にはIMAXシアターがありますが、ああした空港はこれから増えそう。


2については、以前、空ガールのこの記事で紹介したアブダビの空港のコレがどんぴしゃの機能ってことでしょうか。でも、私はもうちょっとちゃんとした空間がいいな。ファーストキャビンみたいな。

わからんのは7と9。白人はほんとにプールが好きだよね。泳ぐというより、日光浴が。ホテルに行くと、いつもトドのように寝そべっている白人たち。なんだろうな。体が根本から日光を欲しているんでしょうか(タイでは、「お日様の下をわざわざ歩くのは犬と白人ぐらい」などと言われてました)。

日本人を対象にこうした調査を実施したらどんな結果が出るのかな。とりあえず、9はないような気がします。




2013年7月2日火曜日

アシアナが中央アジアに飛んでいるワケ

前回の記事で、フィリピンのLCCのルートマップから「フィリピンの出稼ぎ事情」が透けて見えるって書きましたが、アシアナの就航都市からも興味深い背景がうかがえます。


これはアシアナのルートマップ。ちょっとわかりづらいですが、中央アジアのアルマトイ(カザフスタンの首都)とタシケント(ウズベキスタンの首都)に飛んでいます。

これってなんだか唐突というか、不思議じゃないですか。どうして中央アジア? なぜこの2つの都市なの?

私は7,8年前にタシケントを旅行したことがあるんですが、市民として暮らしている韓国人が多いことに驚きました。市場にはキムチがたくさん並んでいるし、なんでだろうと、思ったら、スターリン時代にたくさんの韓国人が「革命的労働者」として中央アジアに強制連行された歴史があるんですね(ひどい話だ)。ソ連崩壊後も、ずっと現地に多くの韓国人が住み続けていて、そのネットワークで韓国企業も多数中央アジアに進出しています。こういう事情で、アシアナが中央アジアの2都市に飛行機を飛ばしているわけなのです。

ブリティッシュ・エアウェイズが世界一就航都市が多いのだって、植民地の宗主国として栄華を極めた「大英帝国」の名残だし。ルートマップって興味深いよ。

2013年7月1日月曜日

LCCのルートマップを眺めてわかること

本サイト(空ガール)の方で、LCCのルートマップのリンク集を作りました。まずはアジア(+オセアニア編)から。

これを作る過程で、改めて各社のルートマップを眺めてみたのですが、面白かったのがフィリピンのLCCの路線図。


これは、Spirit of ManilaというLCCの路線図なんですが、なんだかやけに中東の就航都市が多いと思いませんか。LCCとしては長距離だよね。ドバイにドーハ、バーレーン、クウェート。

なぜ??と思って気が付きました。これって出稼ぎ路線なんだ(おそらく)。

フィリピンの女性は世界に出稼ぎに行っています。アジアでは香港、そして中東の大都市。実際、ドーハに行ったときにそういう家政婦さん連れのファミリーを見かけました。香港はいわずもがな。毎週、日曜日になるとお休みをもらった「アマ」と呼ばれるフィリピン人のヘルパーさんが香港の町中に繰り出して、楽しそうにおしゃべりしている光景はお馴染みです。

家政婦さんだけでなく看護師、介護士など、ヘルパーさん系の仕事で出稼ぎに行く人の仕送りがフィリピン経済を支えています。彼女たちにとっては安いLCCはありがたい帰省手段に違いない。LCCは世界を密に安価に結んでいるんだ、と実感しました。これだからルートマップって面白い!