2013年7月23日火曜日

成田は不当に扱われている!?

空ガールの方で、「乗客をミスリードする空港・市内から近い空港ランキング」の記事をまとめる際に思ったこと。

成田って不当に「遠い遠い」と言われすぎてない?

東京の中心部から成田までは約60km。ランキングでは第14位です。上には上がいっぱいあって100kmを超える空港もけっこうある。リムジンバスで東京駅から約1時間、京成日暮里駅からスカイアクセスを利用すれば40分。これって、他の大都市の空港と比べてもあまり遜色がない数字だよね。

バンコクだって1時間ぐらいはかかるし、台北の桃園空港もそれぐらいだ。クアラルンプールも確か同じ程度。そもそも大都市の空港なんて近いところには作れないから、遠いのはデフォルト。早くて便利な交通機関があればいいんだよね。

そういう意味では便利な交通手段が増えているのに、なーぜ成田にはいまだに「遠い」というイメージがびっちりとこびりついているのか。理由を私なりに考えてみました。

  1. スカイライナーやスカイアクセス、成田エクスプレスといった便利な交通機関がなかった昔のイメージがいまだ濃厚
  2. 運賃が高い
  3. 成田闘争や時間制限(午後11時から午前7時まで使用不可)といった負のイメージが強い
  4. 上野や日暮里といった成田へ便利に行ける交通機関の起点となる地域のイメージがあまり良くない
2については、いまは東京駅や銀座から格安バスが出ていて、片道1000円で行けるから、それを利用すれば、よその国と比べてもそう高いってほどではない。こういう情報が普及すれば、多少は違ってくるかも。

意外に影響ありそうだと思うのが4。東京の東側って西と比べるとださいイメージがありりませんか。垢抜けないというかオサレじゃないというか。私が住んでいるのも東側なので、実際それは感じます。だって、渋谷区とか目黒区とか杉並区とか、西側にはごろごろあるイイ感じのカフェとか少ないし、カフェやスイーツ、レストランガイドなんかを見ても、紹介される店はほとんど西側。人々の意識として「東京の中心」は西に置かれているんじゃないかな。

で、実際の距離や所要時間とは関係なく、イメージだけでいまだに「成田は遠い」と過大に言われているのでは。

この問題を解決するには
  1. 東側をもっと開発して、イメージを上げていく
  2. 成田空港は具体的な数字を武器に実際は遠くないんだとアピールする。
1を熱心にやれば、それなりの効果はが出る気がします。でもなあ、数字や客観的な事実だけでは人の心に植え着いたイメージって簡単には修正できない。スタート地点から「負」のイメージが付いちゃった成田はもうあきらめて、思い切って別のところに空港を建てるのも一つなんでは。世界の大都市はみんな複数の空港を持っているんだしさ、東京(首都圏)だってあと1つぐらいいけるでしょ。







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